マンガ 老荘の思想 老荘思想のエピソードをマンガで読んでみよう

目次

はじめに

孔子などの儒家に相対して、時流に流されず、超然として心穏やかに生きることを説いた老荘思想。高校生のころから興味がありかいつまんで読んだりしていました。ただ、荘子は分厚い文庫で4冊(岩波文庫版)あります。かいつまんでどんな内容なのかを知りたくて読みました。

こんな人におすすめ

  • 老荘思想の内容をかいつまんで知りたい方
  • 普段と違う視点の思想を得てみたい方

記憶に残った3か所抜粋

「太上ハ、下コレヲアルヲ知ル。ソノ次ハ、親ミテコレヲ誉ム。ソノ次ハ、コレヲ畏ル。ソノ次ハ、コレヲ侮ル。」

順番に、優れた君主から、そうでない君主の特徴を並べています。もっともすぐれた君主は存在さえ忘れている。ということです。孫子の戦う前に勝敗が決まっていると似ていると思います。優れた君主は君主が何もしなくても問題ないような状態にする。自分たちだでうまくいくように仕組みを作って、問題外起きる前に解決されるので、君主が力を使って解決したり、強制的に解決したりする必要がないということだと思います。確かに、組織運営の上でも理想のかたちかもしれません。

筌を忘れる-得魚忘筌

得魚忘筌は一般的には、利益を得てしまったらそれを得るために役に立ったものを忘れてしまうということへの戒めです。この本のマンガでは、そこから発展して、言語は意思を伝える手段であり意思が伝われば言語は捨ててもいいということを紹介しています。

確かに、言葉は伝わることが最優先でどのような形でも伝わればいいので、多少のいい間違いやおかしな形式だったとしても、伝わるよな方法を用いればいいと思います。うまくまとめる、文章力がなければ、箇条書きやかっこ書きなどを活用してとにかく伝わるように工夫をしたほうがいいということかと思います。

地位と名誉

君子が賢人を重く用いようとすれば、用いてもらおうと自分を賢人だとアピールして時には他人を蹴落として自分の優位を証明するような人が出てきます。珍しいものがあれば人は盗み心を持ってしまいます。

聖人のおこなう政治とは、人民の心を浄化し、充足させ、かられの欲望を弱めることによって人民の体と精神を強くする。

私の理想とする社会まさに上記の社会だと思います。現代では人はお金を求め、珍しいものを求め、地位と名誉を求めてることがよいとされているかと思います。

何か争いが起きているときは、それが物理的な損得なのか、精神的なものなのかは別として、利害が相対してしまっているのだと思います。なので、その価値観自体を変えてあげるという解決があります。

おわりに

現代の儒教的な思想から続く、徳をもって人民を治めるというある意味上から目線のような視点とは相対して、徳なんてものはないというくらいの勢いです。

最上の政治は人々の欲望を抑制して存在を知られなくても治められる状態と書いてありますが、具体的にはどうすればいいのかはわかりません。ある意味理想のみが書いてあるかのようにも見えます。ただ、理想的な状態をイメージしてそれに近づけていくというのは重要ですし、今もっている考えと全く違った視点を持てるという意味では、老荘思想を学ぶことはとても有意義だと思います。全文はなかなか読めませんが、かいつまんで内容を知るにはいい本だと思います。

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