はじめに
できるビジネスマンは・・・系の本ですが、AI分析という文言にひかれて買いました。
おおむね同種の本と共通する部分もあります。ただ、昨今は働き方改革のために時間をかけずに成果を上げなければいけない。パワハラ、○○ハラ等も気にかけなければいけないということで、より知恵を働かせて働かなければいけない時代だと思います。そんなな時代にも対応した内容にもなっていると思います。
著者は米マイクロソフトの役員を経て独立。現在は働き方改革に関する会社を経営されています。働き方改革コンサルタントという肩書のようです。
こんな人におすすめ
もっと稼ぎたい人
仕事もプライベートも両立させたい人
仕事に追われていっぱいいっぱいの人
気になったポイント抜粋
好意の返報性
人に何か施しを受けたとき、お返しをしな ければいけないという気持ちになることを「返報性の原理」といいます。
p24
仕事をするうえで人との協力は不可欠です。他の人と協力して補い合い、成長していく必要があります。
そのうえで、不得意なことは頼り、得意なことは頼られるということは重要です。
案外、得意なことで頼られるのは結果時間を割くことになっても嫌がられません。がよりスムーズに頼れる関係性にするためには自分が得意なことで困っていることを助けてあげる。そうすると、心理的に何かを返さなければいけないとなるので、より助けてもらいやすくなるそうです。
人をうまく動かすことは仕事をするうえで必須のスキルだと思います。
松下幸之助さんは、わからないことは何でも若手に聞いていたといいます。
レスポンスの早さでチームをスピードアップ
「5%社員」は、報連相(報告・連絡・相談)を怠ることはありません。69また、相手が連絡した際にもレスポンスが早く返ってくるケースが多いです。
p69
やはり人との関わりが重要で、ほかの人と一緒に仕事をしている場合、自分の仕事よりも相手の仕事を助けてあげたほうが結果的に全体が早く進むということがあると思います。
特に部下に作業を依頼している場合は、その作業をいかにスムーズに終わらせて別の作業を振るかということが重要です。作業をしてもらえばどんどん習熟しより助けてもらえるようになります。
そのうえで避けたいことは、作業を止めてしまうことです。確認事項、チェック待ち等で作業が止まってしまうことは大変なロスですので、自分の作業を止めてでも他人の作業の滞りをほぐしてあげることは重要です。
そのためには、報告や疑問点を簡潔にしてもらうようなフォーマット、連絡ツールも電話、メール、チャット等を使い分ける必要があると思います。
日曜日の憂鬱は金曜日に断つ
「5%社員」は定期的な内省によって、さらに効率を高めていこうとします。 その内省は金曜日の午後に行われることが多いことがわかりました。今週1週間を振り 返って、出した成果と無駄な作業を見つけ出して、次の行動につなげようとするのです。 そのため、来週以降に実施する改善タスクをメモに取っています。
p195
月曜日に憂鬱なのは、仕事からいったんは慣れて何となく内容のわからない不安があるからだそうです。月曜日の朝から明確な作業、問題点を金曜日の夕方にまとめておいて、スタートダッシュを切れるように準備しておくことで、充実した週末を送ることができるようです。
確かに、不安なことをあいまいなままに残して週末を迎えると金曜日の夜から何となく週末を楽しめないことが多いです。
終わりに
私が抜粋した部分は、人とのかかわりに関する部分が多いですが、内容的にそれに偏っているわけではありません。
私の今の悩みが間接的にあぶりだされて気がします。部下への死後の振り方、教育についてはもっと勉強していかなければいけないと思いました。
この本を読んで、気になったポイントは自分が解決したいと思っているポイントかもしれないので、この本の内容を実行+深堀↓本を読んでみるといいと思います。
この本を読んで実行すること
即レスポンス、即できないときはいつ返すかだけでも返す。
金曜日に次の週の作業を決める。